kacang-kacangan
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- インドネシア語の文
話し手・書き手は、文 という単位で、相手(聞き手・読み手)に、ある事柄・ある意図を伝えます。従って、言語的なやり取りをするために、正しい文(理解範囲内の文)を作る必要があります。
- 特にインドネシア語の場合、文の意味を左右するのは、次の要素があります。
- 語順
【Buku】 【itu】 【mahal】. 【Itu】 【buku】 【mahal】.1 2 3 2 1 3
その本は 高い。 それは 高い本。
- 語形
- 【接辞(接頭辞・接尾辞)をつける】
- Saya [meng]ajar matematika. 私は数学を教えている。
- Saya [bel]ajar matematika. 私は数学を勉強している。
- 【語を繰り返す】
- Buku itu mahal. その本は高い。(単数)
- Buku-buku itu mahal. それらの本は高い。(複数)
- 形容詞文
- 形容詞 とは、
- ① 意味的に、状況や状態を表している語
- ② インドネシア語の場合、 [語+sekali](とても) がくっ付ける語の殆どは、形容詞。
基本文の例
主語 + 形容詞 or 主題 + 主語nya + 形容詞
- 例文:
- Anak itu rambutnya panjang.
その子は 髪の毛は 長い。
- Negeri Jepang sangat indah.
日本 は とても 美しい。
- Nasi goreng ini tidak mahal.
このナシゴレンは 高くない。
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中級・上級向け:
- Orang Jepang itu cantik-cantik.
日本人は、 可愛い。
- Orang Jepang itu cantik.
日本人は、 例外なく全て)可愛い
- 【解説】
- 実は、重複形(語が繰り返される形)には、複数の意味を表す他に、様々な意味があります。
① 【似ている】・【~もどき】・【~の傾向がある】
例: Tadi ada om-om yang sedang mencari kamu.「口語・ジャカルタ語」
先ほど いる 中年男性らしき 君を探している
先ほど、中年男性らしい人が あなたを探してたよ。
標準語では、例えば、【重複+ an】の場合、特に、①の意味が強く見られます。
例:
orang-orangan 人らしきもの 転じて カカシ
ibu-ibuan お母さんらしき遊び 転じて オママゴト
mobil-mobilan 車らしき玩具 転じて 車の玩具
Kacang-kacangan 豆に似ている全てのこと 転じて 豆類
tidur-tiduran 姿勢は寝ると同じ 転じて ゴロゴロする② カテゴリ・範疇
例:
sayur-sayuran
kacang-kacangan同じグループに纏めるために、いくつかの点において、共通している という必要があります。つまり、同じグループ内のメンバーはお互いに【似ている】ことが重要です。従って、②の性質は、①の性質の拡張だと考えれば良いと思われます。
- 日本語では、【例外のある 可愛い】と【例外の無い 可愛い】という区別がありません!が、インドネシア語には、あります。
例:
③ Orang Amerika besar-besa.
アメリカ人は 大きいな人が多い。
④ Barang di toko ini mahal-mahal.
この店の品物は 高いのが多い。
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